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headbaner

Mar 16, 2010

動画をアップロードしました。#6

最近知り合った若い美人女性に「Shopのお兄さんみたい」と言われて意識しまくってるHemakovichです。

またYouTubeに動画を2つアップロードしました。
今回は全く同じ動画です。カットも音楽もほぼ同じ。
ただ画質や色合い、エフェクト処理が異なります。
今回の作品はこれまでにストリーミングで公開したことは全くありません。
ただ例のごとく、僕の他のビデオクリップ作品にソースを頻繁に使いまわしています。




ご面倒でなければYouTubeの広い画面でご鑑賞下さい。
こちらをクリック




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お願い:YouTubeでご鑑賞される場合はスクリーン下部に「480p」とか「360p」というボタンがありますが、PCで通常のブロードバンド(ADSLなど)でご鑑賞される場合は「480p」にしておいてください。


この動画は1995年~1997年頃に撮影されたもので、パソコンでノンリニア編集を行ったのは2002年です。
S-VHSで撮影したものをDVビデオにフォーマットしています。再生デッキが古かったのでノイズが多く見られます。
PC編集したものとしては3作目のクリップで、Twilight zone を完成させた直後に作ったものです。製作期間も割と早く1週間ぐらいで完成させたように思います。

前回も触れましたが、1997年頃に初めての自主ビデオ映画『カタストロフィ』を作りましたが、このクリップはその作品の一部を抜粋したものです。
だから前回upした catastrophe と同じカットが多く含まれます。ノンリニア編集での製作時期はそれよりも一年ほど早いですが。
このビデオクリップに関しては、いろんな他の作品にシークエンスを抜粋・引用していますが、元々はすべてこのクリップから派生したもので、同じシークエンスを扱ったものの中で最も早く製作した作品です。

今回YouTubeにupするにあたって、最近再編集を行ない明るさやコントラスト、各種エフェクトを施しました。それが Brazil です。
ただ再編集を行っていない2002年に作成した状態のままの方と、果たしてどちらが見る側にとってベターであるか迷いました。だから再編集を行ったものと、2002年に編集した状態のままのものと、両方をupしたわけです。後者の再編集なしのクリップが Brazil 2nd ver です。

主な再編集の要点は明るさ・コントラストの画質です。
2002年に製作した段階では僕のPCディスプレイはブラウン管(CRT)でした。その翌々年ぐらいに液晶パネルをモニターに使うようになったわけですが、ブラウン管と液晶パネルの画質の違いは動画編集においても画質の差に影響を蒙るわけです。
具体的には、ブラウン管で編集したものを液晶パネルで見ると映像が薄暗くコントラストがぼんやりと見えます。絵のきめ細かさに欠けシャープが甘い。
今回はこの点を再編集で重点的に改変しました。

あともう一つ、今回のクリップでは8ミリフィルムで撮影した映像があるのですが、そこにかなりのエフェクトを加えました。
電車内の場面で8ミリカラーフィルムの映像が出てきますが、これらはフィルムカメラで撮影したものを映写機で投影し、それをビデオカメラで撮影したものです。
ブラウン管画面だと8ミリフィルムの映像は馴染みやすく違和感が少ないのですが、液晶パネルだと色合いが滲み、画像の輪郭が崩れて相性が悪いように感じられます。
だからエフェクトにおいてもシャープを多くかけたり、ノイズを除去するような映像処理を多く使用しました。
ただ、YouTubeにupする段階でDV映像をMPG圧縮するのですが、mpg4にエンコードした際にこれらのエフェクトはあまり目立たなくなりました。


2002年に3度目のノンリニア編集の練習素材としてこれを作った時、僕はそれまでよりも多くの編集ソフトを使用しました。
具体的にはAdobeのソフトを使い始めたわけで、Adobe Photoshop、Adobe Premiere、Adobe After Effectsなど、専門的なヴィジュアルソフトを使い始めました。
特にAfter Effectsは画像の合成には欠かせないソフトで、この作品では主に後半のシークエンスで、男性の顔に多くの文字がスクロールするカットなどで初歩的に使っています。ただしPhotoshop以外のAdobeソフトは全てwindow95時代の頃の旧版でしたが。


このビデオクリップを作る以前は、ただノンリニアでカット編集したものに音楽を載せて雰囲気をつけるという作り方でしたが、この作品は最初からMusic PVのイメージを作る目的で製作しました。
だからコーネリアスの同曲はPVとして作りやすいものとして動画編集より先にサントラを決め、すべて音楽とシンクロするように作りました。

ただ、コンセプチュアルな要素は今回のクリップには全くありません。すべては手持ちの映像で曲のイメージに合致すると主観的に考えたものを選んだに過ぎません。
だからテロップで漢字が現れたりするわけですが、それは多分当時の私がこの曲にオリエンタルな雰囲気を感じ取ったから用いたわけで、あまり深い意味はないです。


何度も申し上げた通り、このビデオクリップは僕のビデオ映画の抜粋ではあるのですが、実際には映画本編で使用しなかったカット、NGカットやロケ撮影の合間に遊びで取ったOFFショットが多く含まれているんですね。
例えば2分53秒辺りからクリップ内の女性がカメラを直視しているカットが現れますが、これらなんかはロケ撮影を終えてから皆で喫茶店に入ったときに店内で気まぐれに彼女を撮影したものなんですね。
だから他のシークエンスとは全く違って笑みがこぼれるリラックスした表情であるわけです。
こういうソースは残しておくと後でいろんな使い道が出来るわけで、実際僕がこのノンリニア練習用ビデオクリップに使ったりしてるわけですが。

僕は実際に本編で使ったものよりも、日常場面に帰するところで撮影したこういう素材を割りと好んだりします。
なぜなら出演してくれる人たちは素人ながらそれなりに一生懸命イメージを凝らして表現をしてくれるわけですが、彼ら自身の印象深い動きや仕草ってのは演技というものをしていない場面で不意に現れたりするように思うからです。
そこらへんが演じ手のプロと素人の違いなのかもしれないですが。
こういういわゆる自主映画なんかに立ち会ってくれる人たちというのはモチベーションが高い人たちが多いわけです。だから彼らは撮影の場面でもいろんな自分の中のものを出してきてくれる。
ただモチベーションの高い人たちがテンションの高い撮影という時間の中にいると、その合間の日常的なひとこまの中でもその余韻が残り続けているわけなんですね。
だから不意にカメラを向けられても大胆な気持ちがカメラに向かってくるというか、そういうものが現れる。

いろいろな種類の映像を人間に関して撮影していると、映像というのはどのような用途であれ、すでに様々な意味でのシークエンスを構成しているんじゃないかと僕は思ったりします。それが例えば運動会のビデオであったとしても。


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