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headbaner

Feb 22, 2010

動画をアップロードしました。#4

最近デジカメを生まれて初めて買った(2650円の中古)Hemakovichです。
また動画をアップロードしましたのでお知らせします。
たぶん多くの方にはほぼ未公開映像です。
今回は2作品をUPしました。
まずはこちら。







出来ればYouTubeの広い画面でご鑑賞下さい。特にこの作品は縦幅が小さいので。 
こちらをクリック

YouTubeでご鑑賞される場合はスクリーン下部に「480p」とか「360p」というボタンがありますが、PCで通常のブロードバンド(ADSLなど)でご鑑賞される場合は「480p」にして置いてください。


これは1998年頃撮影した動画で、大学の先輩と青春18切符を使って福井県のあわら市(だったかな?)の芦原温泉に旅行した時に撮った映像です。
温泉のすぐ近くに海岸があって、海岸沿いを数十分くらい歩くと自殺の名所の東尋坊があり、なにをとち狂ったか日暮れ時に出かけました。
2002年頃にパソコンで編集しました。PC編集作品としては前回紹介した "For wedding ceremonies" の次に編集したものです。二、三日で完成したように思います。
某アーティストの某曲を使用しています(YouTubeで再生すれば分かります)。

前回の初のノンリニア編集作品はカットのみ・エフェクトなしでしたが、今回はカットの繋ぎ目に白い画面をサブリミナルに挿入して、カットが変る時にほんの少し変化が感じる程度の細工をしてます。
それに画像にお絵描きをしたりもしてます。あまり意味がないですが。
それと、音楽の流れと映像のカットがシンクロするように編集しています。あまり変化の乏しい映像なので分かり難いかもしれませんが、音楽の流れが変る時にカットを切ったりしています。
この映像もS-VHSのアナログテープからのものです。

個人的には自分が作った映像の中で最も苦手で好みじゃない作品です。
地味だし、変化に乏しいし、暗いし。

僕の作品の中で「これが一番好き」と言ってくれる方は他のを評価してくれなかったりする傾向が多かったりします。

なぜこれを作ったのか自分でも動機がよく分からないのですが、多分コーネリアスのこの曲を使いたくて、当時の自分がこの曲に最も当てはまるソースがこの映像だったのでしょう。
このアルバムが収録されているアルバムを聴いて以来、しばらくの間、自然ばかり撮影してました。水の流れや木の揺らぎを接写して10分以上も撮影したりしていました。その頃はDVカメラで撮影していたんだけど、まだ当時の映像を使った作品はありません。いずれ何かに使いたいのですが。
コーネリアスのこの曲を収録したアルバムの批評についてはこちらを読んでください。

僕は初めてビデオ映像を撮り始めた時、一番重視したのはコントラストなんですね。明るさでも色合いでも。
"For wedding ceremonies" のように極端にコントラストが高いのが多いんですが、今回の作品はコントラストが出来る限り低くなるように撮影してます。日没前なのか日暮れ時なのか分からないようなカットもありますし、彩度が極端に低くてモノクロに近い映像もありますが、これらは全て撮影の時にカメラのシャッタースピードや色バランスを操作して撮影されています。


今回YouTubeにUPした作品は、実は以前から僕の動画サイト(現在トップページ以外リンク切れ)でストリーミング再生させてたんですね。
リンクをクリックしたらWindows Media PlayerとかReal Playerで再生されたりするやつですね。
その時はYouTubeみたいに自分の好きな曲に自分で動画を入れるような行為はおおっぴらでもなかったので、音楽素材を貸してくれるようなサイトから曲を借りて、この映像をお見せしていたわけなんですね。


それで次にご紹介するのがこの動画ですが。







YouTubeで見るにはこちら


この動画で流れている曲を使って、以前作品を紹介してたんですね。
ですが、今回UPしたこの作品は動画も再編集してリライトしました。例によって一夜漬け編集ですが。

音楽は void productions さんからお借りしました。ありがとうございます! すっごい事後報告ですが……。

お借りした音楽は十数秒ぐらいのフレーズなんですが、それをミニマル(反復)再生させました。ただ、僕が勝手にエコーやデュレーションをかけてます。

この旅行映像はもしかしたらコーネリアスよりもこちらの曲の方が雰囲気が近いかもしれません。
今回再編集した時もより音楽に近い感じを念頭においてリライトしました。
音楽の雰囲気がなんとなく時間の感覚の前後の記憶を忘れさせるような、そういう雰囲気がするので、時間経過の前後が錯綜するような編集を意識しました。
生まれて初めて「スローモーション」という編集をしました。実際よりも再生時間を遅くするわけですが、速くするよりも動画が安定しにくいですね。

僕が好きな映像作家でジョナス・メカスという人がいます。その人はもともとリトアニア出身の詩人で、アメリカに移住してから映画作家になるんだけど、詩も書く僕にはなんとなく親近感が沸くのですが。
昔、そのメカスがヴェルヴェット・アンダーグラウンドのビデオや、アンディ・ウォーホルに関する映像を作ったりした作品集を友人に見せてもらったことがあるのです。その時に、メカスがウォーホルの死をイメージして作ったビデオがあって、そのイメージがすごく頭に残っていて、それを思い出すように今回UPした映像を編集しました。


蛇足ですが、今回UPしたこれらの動画には僕自身の映像や写真も使いました。

僕の中では、スケッチブックのクロッキーみたいな作品でしょうか。

YouTubeでここ最近たくさんアップロードしていますが、詩の方もそろそろいろいろ考えたいと思っています。
ただ詩を書くのと、動画を作るのって、頭のチャンネルが違う感じなのですね。
どちらかにスイッチが入ると切り替えがなかなか難しい。

ただ、なにかを作ってることって、とても居心地がいいです。
こうやってブログを更新することも含めて。




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